
- 救急患者発生現場からの治療開始。また搬送中にも治療を継続することにより、救命率向上・予後の改善・治療期間の短縮。
- 現場到着時間・搬送時間の短縮。
- 広範囲から搬送機関を選択。
- 僻地・離島の医療への対応。
- 災害時に広範囲への対応が可能。また現場へ、医師や医療器材の迅速な搬送。重度の負傷者を救命救急センターなどの高度医療機関へ搬送することが可能。

- 重症救急疾患に対応する医療機器を装備し、医薬品を搭載した救急専用のヘリコプターを使用すること。
- 救命救急センター等高度医療が提供できる医療機関の施設内またはその近くに配備されていること。
- 出動要請がある場合は、当該病院の救急診療に精通した医師および看護師等が直ちに原則として3〜5分以内に離陸し、患者発生現場に出動できる体制にあること。
- 現場および搬送中に適切な処置、治療を行い、その患者に適した高度医療機関に搬送できること。


実施 都道府県 |
拠点病院 | 運航 開始日 |
運航会社 (使用機種)*1 |
出動 件数*2 (18年度) |
出動 件数*2 (19年度) |
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北海道 | 手稲渓仁会病院 | 2005年 4月 | 朝日航洋(MD902) | 378 | 433 |
千葉県 | 日本医科大学付属 千葉北総病院 |
2001年10月 | 朝日航洋(MD902) | 633 | 686 |
埼玉県 | 埼玉医科大学 総合医療センター |
2007年10月 | 朝日航洋(MD902) | 30 | |
神奈川県 | 東海大学医学部 附属病院 |
2002年 7月 | 朝日航洋(MD902) | 330 | 345 |
福島県 | 福島県立医科大学 付属病院 |
2008年 1月 | 中日本航空(EC135) | 27 | |
静岡県東部 | 順天堂大学部 附属静岡病院 |
2004年 3月 | セントラルヘリコプターサービス(BK117) | 522 | 611 |
静岡県西部 | 聖隷三方原病院 | 2001年10月 | 中日本航空(EC135) | 580 | 702 |
長野県 | JA厚生連 佐久総合病院 |
2005年 7月 | 朝日航洋(MD902) | 313 | 330 |
愛知県 | 愛知医科大学医学部 附属病院 |
2002年 1月 | 中日本航空(EC135) | 486 | 470 |
大阪府 | 大阪大学医学部 付属病院 |
2008年 2月 | ヒラタ学園(EC135) | 12 | |
和歌山県 | 和歌山県立医科大学 附属病院 |
2003年 1月 | ヒラタ学園(EC135) | 347 | 379 |
岡山県 | 川崎医科大学 附属病院 |
2001年 4月 | セントラルヘリコプターサービス(BK117) | 443 | 475 |
福岡県 | 久留米大学病院 | 2002年 2月 | 西日本空輸(BK117) | 306 | 369 |
長崎県 | 国立病院機構 長崎医療センター |
2006年12月 | ヒラタ学園(EC135) | 106 | 394 |
*1:状況により、運航会社と機体が変更になる場合があります。
*2:航空医療学会発表 平成18年度(H18.4.1〜H19.3.31) および 平成19年度(H19.4.1〜H20.3.31)ドクターヘリ事業実績より抜粋

クラス最小の低騒音
- 双発機で世界最小の低騒音
- 地域住民のクレームが極めて少ない
ノーターシステムによる安全性
- テールローターによる事故の可能性が皆無である
- メインローターの位置が高く患者搬出入が安全
広いキャビンと使いやすいEMSインテリア
- 患者のどこへでもアクセスできるスペース
- 全速度域で患者にやさしい低振動
FADECによるエンジンのクイックスタート
- エンジン始動後2分で離陸可能
- エンジン停止後30秒で再始動可能
高い信頼性と最小の運航費
- 年間1,000時間運航を想定した信頼性
- 耐空検査以外にメジャーな整備がない